「快適さ」・・・
人によっては軽さだとか見栄えとか様々だと思います。
先日のブログでも少しご紹介したTさま。
Tさまのご主人は私がホテルマンだった24年前の
一番頼れて尊敬していた上司です。
先日、奥様がeyewearをご新調くださいました。
話は元に戻り「快適さ」とは・・・
Tさまの瞳孔間距離は右28.5/左26.0。そしてお顔は小さい。
度数は近視性の乱視。しかも2.75Dの強度数。
今お使いの眼鏡のレンズコバ厚は約6ミリ。
そして眼鏡のサイズがお顔に対し大きいため鼻骨に大きな重量負担が…
ただ単にレンズ面積を小さくしてレンズ厚という見栄えを良くするだけでは
お使いになる方にとって全て解決するとも思っていない。
それだけだと「作り手」の自己満足にしかならないと思っています。
Tさまのお仕事は「教師」です。
授業では教科書を見、黒板に文字を書き、そして教室内の生徒さんの顔、表情を
きちんと見なければなりません。今お使いの眼鏡は単焦点眼鏡。
その眼鏡での遠方視力は両眼で0.4。
近視の方が手元が見えにくくなってきて遠方度数を安易に下げて・・・
場合によってはそういう選択肢もあるかもしれませんが、
間違った選択をすればストレスを受けるのは、あくまでもお客様。
Tさまの度数処方では遠方度数を安易に犠牲にするのは絶対に間違い。
聖職者のTさまに、生意気ではありますがその事をきっちり説明させて頂き、
今回は遠近両用にてお仕立てさせて頂きました。
小学校の教師であるTさまですのでけっこうアクティブな行動もあり
そういった事もふまえて今回もカスタマイズをお願いしたのは・・・
デザイナー兵井さんが魂を込めて仕立てる、
concept 「Y」
Tさまが快適にご使用いただけるように
レンズサイズ、ブリッジ幅、天地幅をカスタム。
レンズは内面累進設計を使用。推定レンズコバ厚は最厚部で3.5㍉。
きっと、きっとTさまに喜んで頂けるはず・・・
Tさま、大変長らくお待たせいたしました<m(__)m>