にしおか眼鏡舗

2012.6.10 「できない」ので「やらない」

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約4分

時々電話でのお問い合わせで「○○○なスタイルの眼鏡は置いてますか?」

というお電話があります。そして「いくらからありますか?」というご質問。

何人かの方はお値段だけを聞いて「高い」と、おっしゃいます。

今や安売店だと1本¥3,000くらいから作ろうと思えばできます。

昔で言う一般店とよばれるメガネ屋さんでもやってるとこはたくさんあります。

そういったメガネとウチでお取扱させていただいてる眼鏡は、

根本的に製作以前の段階から仕上がるまで全く異なります。

デザイナーの想い、素材、職人さんの苦労と「技」・・・などなど

いいだせば、キリがない程ウチの1本、1本のeyewearには、

eyewearになるまでのストーリーがギッチリと詰まっております。

だから電話やメールでは伝えられない現実があります。

実際に見て、触れて、掛けてみて、そのeyewearのストーリーを聞いて頂いて。

そん時に買えなくたっていいんです。そのeyewearのドラマが解ってもらえれば。

そして、いつか掛けたいナぁって楽しみにしてくれればそれでいいんです。

「買ってください」なんていう言葉は言わないし、言ったことないし

その言葉は、にしおか眼鏡舗の言葉集(?)には存在しませんので。。。

商売のやり方は様々ですし、それは当然自由です。

大量に仕入れたり廃番になったモデルをバーゲン・・・

期間限定みたいなバーゲン・・・

「○○」っていう色んな系列のブランドの名前がついたメガネ・・・

それが悪いとは決していわないけど・・・

ボクがボクの考えにブレたくないのでにしおか眼鏡舗は大手のフレームメーカーさんや

卸し屋さんとはお付き合いはないですし、

「そういった結末を迎えるメガネ」は取り扱っておりません。

レンズだってそう。。。

適正な測定とキッチリとした工程で製作されたレンズが組み合わさってこそ

初めて「眼鏡」となり、体の一部となります。

パッと見た目、お客さまには粗悪品と良品の違いは解りません。

だって、透明のレンズを見せられても普通はわかんないっしょ。

最も許せないのは利益だけを求め平気でそういった粗悪品をお客さまに販売する事。

だからボクはボクが吟味してチョイスした品目をボクが適正と思う価格で販売してます。

ようは、期間限定やら○○バーゲンなんてことするんなら、

最初っから最低利益の価格でしようよっていうのがボクのスタイルです。

レンズの価格は長くても半年のスパンで見直し・交渉・改訂しております。

もちろん、このお店はボク一人でやってるのでそういった小回りが

きくってのもありますけどね。。。

先ほどのフレームの話に戻りますが、

ウチのデザイナーさん、ホントに儲けてないです。

発案から製作費用…その1本の眼鏡に携わった何人もの職人さんの技のもと

仕上がったeyewearは1本¥3,000でできるメガネやTVCMとかで大量販売されてる

メガネと比べる事はボクにはできませんし、もはやそういう次元でもありません。

そういったメガネはそれなりの物ってことが言いたいんですけどね。

はっきりいってそういった類のメガネと、

ボクがデザイナーさんから仕入れるeyewearの金額も比べようにもございません。

なので、前~に言ってた「バーゲンはやらない」んじゃなくて

正確に言うと「できない」んです。

ふ~。。。

こういった話かきだしたら日付が変わりそうなのでもうやめます。

文章だけで伝える事はムズかしいし。。。

なんたって国語はいつもアヒル「2」だったし!…(爆)

最後に・・・

今日のブログでお気を悪くされた方へ。

こりゃ失敬!」ってことで。。。

2012_0610_112715-P6100155.jpg
FLEYE by AKITTO

model; maa-n
colour; R-013

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